アオノクマタケラン

ショウガ科 ハナミョウガ属

暖地の海岸に近い林下などに生える多年草で、高さは1〜1.5メートル。葉は狭長楕円形で、先は尖り、表面は光沢がある。
花は花茎の先に総状又は円錐状に花序を出し、短い側枝の先に3〜4個付ける。花冠は白色で長さ2センチほど、唇弁には紅色の筋がある。花期は6〜8月(沖縄は4月〜)。伊豆諸島、紀伊半島〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

アオノクマタケラン、クマタケラン及びゲットウは、よく似ています。
アオノクマタケランの茎は直立し、クマタケランは斜上して、花には紅色の筋に加わり黄色の斑があります。
ゲットウはブドウの房のように垂れ下がり、唇弁は黄色で紅色の条があります。

特徴をしっかりと把握していると識別はできるのですが、道端などで不意に出逢うと、これはどっちだったか、混乱が起こります。

-同じ科の植物-
2015.5.30 鹿児島県
2015.5.30 鹿児島県 2015.5.30 鹿児島県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery