ウラジロヨウラク


ガクウラジロヨウラク

   ツツジ科 ヨウラクツツジ属
 2006.6.24 群馬県(画像にポインターをおいて下さい)     2007.6.30 群馬県尾瀬


三股登山口から常念岳へ2時間半ほど登ると急に視界が開け、岩場道となる。ほっと、大きな岩の上に足を伸ばし、蝶ヶ岳や穂高連峰の景観を楽しむ。ふと、足下に視線を移すと、岩の割れ目にこの花が咲いていた。背の高さが30センチほどと思ったが、隙間をぬって飛び出した枝だったかもしれない。
赤い実のような花が白い粉を噴いているようで、図鑑で見るウラジロヨウラクとは違っているようにも思えた。後日出逢った群馬県玉原湿原の種とも、ずいぶんと様子が違っている。山の厳しさが姿を変えるのだろうか。


変種に萼が長く伸びたガクウラジロヨウラクが知られている。アップにあたり、はたと困りました。明らかに萼が長く伸びた写真もあるが、どれだけ伸びたらガクウラジロヨウラクとして分別されるのか、判断に困る写真が多い。
そこで、今は同じページに収載することにしました。2晩悩んだ結果です。−2006年−


一時、萼がどの程度の大きさだったらガクウラジロヨウラクと呼ばれるのか迷ったことがあります。その後、玉原湿原などで萼が大きい種に出逢い、一応納得していました。
尾瀬の種はもっと明確、これならばりっぱなガクウラジロヨウラクです。
この機会に黄色いウラジロヨウラクも紹介いたします。八ヶ岳で出逢いました。−2007年−


山地〜亜高山のやや湿り気のある草原や湿原に生える落葉低木。高さ1〜2メートル。紅紫色の釣鐘型の花を下向きつけるが、色の変化がある。華鬘(けまん→ケマンソウ)も瓔珞(ようらく)もインド発祥の装身具で、これが仏具の飾りになり、花がこの様子に似て、葉の裏が白っぽいことからウラジロヨウラクの名がついた。

−同じ科の植物−

     
  2006.7.7 長野県八ヶ岳    
20107.5 岩手県 2008.7.12 群馬県尾瀬
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  ウラジロヨウラク
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ガクウラジロヨウラク