シキミ

シキミ科 シキミ属

本州東北地方南部〜沖縄の山地に生える常緑小高木で、高さは2〜5メートルになる。葉は互生し、長楕円形、傷つけると抹香の香りがする。
花は黄白色で、直径3センチほど、花被片は10〜20個。花期は3〜4月。

〜徒然想〜

植物園でこの木の花を知りましたが、その後、春の山で出逢うことが多くなりました。
果実が猛毒のことから「悪しき実」から転訛してシキミの名になったといいます。果実だけではなく、葉や樹皮も有毒成分を含んでいるようで、割と美しい花の姿からは想像もできません。

同じ頃、アセビもきれいな花を咲かせます。こちらも有毒です。
“きれいな花には毒がある!” 人への警鐘と思いたくもありません。

−同じ科の植物−
2007.4.14 茨木県筑波山
 2007.4.14 茨木県筑波山    2007.4.14 茨木県筑波山
2007.4.28 静岡県天城山
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