ネコノメソウ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

山麓の湿地や谷間、ときには水田などにも生える多年草で、高さは4〜20センチ。走出枝があり、群生することが多い。葉腋を除き無毛で、葉は対生し、広卵形〜卵円形。
萼片は黄緑色で花期には直立し、苞は黄緑色を帯びることがある。雄しべは4個で、葯は淡黄色。花期は4〜5月。北海道、本州に分布する。

〜徒然想〜

ネコノメソウの仲間たちを紹介しています。名が気の毒なヨゴレネコノメ、可憐なハナネコノメ、輝けるコガネネコノメソウ、たおやかなツルネコノメソウ、皆、春を待ち焦がれていたように咲き出します。
ネコノメソウとヤマネコノメソウの区別は難しいものの一つですが、茎葉がネコノメソウは対生、ヤマネコノメソウは互生というところが、目で見て分かり易いところでしょう。

近場でよく行く奥多摩や高尾では、ヤマネコノメソウが多く、水辺から離れたところでも出逢えます。
ネコノメソウの写真がなくて、裏高尾を歩き回りました。ここでは、沢に流れ込む小さな流れの中に群生していました。

−同じ科の植物−
2006.4.23 東京都裏高尾
2006.4.23 東京都裏高尾
ヤマネコノメソウ ヨゴレネコノメ
ハナネコノメ コガネネコノメソウ
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ツルネコノメソウ
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