ムラサキセンブリ

リンドウ科 センブリ属

陽当たりのよい草地に生え、センブリよりも背が高く70センチほどにもなる。葉は線状披針形で、長さ2〜4センチ。
花は淡紫色で、裂片には濃い紫色の筋がある。密腺溝の毛がよく目立つ。

〜徒然想〜

1時間ほど探し回り、ようやく1株が見つかりました。草地の上に、すくっと立ち上がっています。
大好きなミヤマアケボノソウにも似たきれいな5弁の花を咲かせています。
しばし見とれ、出逢えた感動に浸ります。そして、花の周りを回りながら、半ば腹這いになって撮影を続けました。
撮影後も、しばらくその場に座り込んで余韻を楽しみ、情報を頂いた上州花狂いさんに感謝しました。

去りがけに“ありがとう!”の一言が効いたのか、この日は100株近くの出逢いがありました。
以前は路傍にも咲いていたようですが、今ではすっかり数を減らし、絶滅危惧U類に掲載されています。

センブリと違って苦みは少なく薬にもならないので、こちらは薬用よりも鑑賞のために採取されることがあるようです。しかし、多年草ではないので、持ち帰っても翌年は花が咲きません。

−同じ科の植物−

2006.10.1 長野県小県郡 (画像にポインターをおいて下さい)
   2006.10.1 長野県小県郡  
   2006.10.1 長野県小県郡  
2017.10.28 長崎県 2017.10.28 長崎県
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