キバナシャクナゲ

ツツジ科 ツツジ属

 
2004.6.4 長野県八ヶ岳      2004.6.4 長野県八ヶ岳

高山の礫地、風衝草原、林縁などに生える常緑低木で、高さは10〜100センチ。枝は地を這って広がるか斜上する。葉は互生し、葉身は倒卵状楕円形〜倒卵形、先は鈍頭、基部はくさび形、質は革質で両面無毛。
花は枝先に2〜7個付き、花冠は淡黄色で漏斗状鐘形、直径2.5〜3センチ、5中裂し上側の裂片には淡黄緑色の斑点がある。花柄には縮れた軟毛が密生する。雄しべは10本、花糸下半部に軟毛がある。花期は6〜7月。北海道〜本州中北部に分布する。

〜徒然想〜

キバナといっても、特段黄色が強いものばかりではありません。薄いクリーム色が多いです。さらに、白、淡紅色などの変異があります。当初は、目の前にありながら、黄色い花ばかりを探していたことを思い出します。
八ヶ岳稜線のキバナシャクナゲが消えるとハクサンシャクナゲが咲き出します。そして、その合間に、両種の交雑種が咲きます。これをI先生はヤツガタケシャクナゲと提唱しています。キバナシャクナゲの八重咲きも見られるという。葉は楕円形でハクサンシャクナゲよりも丸みがあります。(20067月記)

さすがは北海道大雪です。スケールが全く違います。雪の残る山を背景に、一面にこの花が広がっています。
青い空、真っ白な雪田をバックに、何度も何度もシャッターを押しました。

−同じ科の植物−

2007.7.11 北海道大雪
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