キバナノコマノツメ

スミレ科 キバナノコマノツメ類

日本では北海道〜屋久島まで、世界中でも広く分布する。やや湿り気のある草地や沢沿いにみられることが多く、花茎の高さ5〜15センチほど。葉は腎形〜円形で、柔らかく、毛がある。
花は黄色で、直径1.5〜2センチほど、上弁と側弁が上に反り返る。

〜徒然想〜

スミレの名が付かない唯一のすみれで、葉の形が馬の蹄に似ているからとか。亜高山帯では、必ずといっていいほど出逢えます。
何十年ぶりかで山登りを復活し、鈍っていた体が何度この花に癒されたことか。八ヶ岳では稜線に出るまで、ずっとこの花が後押ししてくれました。
それが忘れられなくて、出逢いの度にカメラを向けます。感謝をこめて!

北岳で撮った花は白花品かと思いましたが、わずかに黄色味が残っていました。しかし、場所は北岳の頂上近く。こんなに標高の高いところでキバナノコマノツメをみたことはありません。花の形も変わっていました。葉は厚みがありましたが、光沢はありませんでした。
→ オオバキスミレでも見られるように、中央部分に黄色が残るものもシロバナと呼ばれます。

−同じ科の植物−
2007.6.16 長野県八ヶ岳
2004.6.4 長野県八ヶ岳
2005.5.28  長野県八ヶ岳
2007.7.28 山梨県北岳
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