イワインチン

キク科 キク属

亜高山〜高山帯の草地、岩場、砂礫地に生える多年草で、高さは10〜25センチ。葉は羽状に深く切れ込み、葉裏は銀白色の綿毛を密生し白く見える。
頭花は黄色で、直径は3〜5ミリほど。花期は8〜10月。東北地方南部〜南・北アルプスに分布する。

〜徒然想〜

最初の出逢いは志賀高原の高山植物園でした。咲き乱れる花々の足下で、ひっそりと、でも鮮やかに花を付けていたのが思い出されます。
まだ撮影技術もデジカメの性能も良くない時期で、いまいちの画像が残っていました。綺麗と思っただけに、より想いの残る花となっていました。

それだけに、北岳で見つけたときはうれしかったですね。
株の一つ一つは小さくて、まばらに散るだけでしたが、数は多くありました。まばゆいほどの陽射しの下で、黄金色に輝いていました。

再びの北岳では大きな株がみつかりました。残っていた想いはすっかり消えました。

頭花が大きく、背丈が高いオオイワインチンがあります。

−同じ科の植物−
2005.8.27 山梨県北岳
 2023.8.26 長野県   2023.8.26 長野県 
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