ツルニンジン

キキョウ科 ツルニンジン属

 
2005.8.17 長野県車山 


山地の林下に自生する多年草。傷つけると白色の乳汁を出し、特有の臭いを放つ。茎はツルになって他の植物に絡みながら伸び、2メートル余りになる。8〜10月頃、長さ3センチほどで白緑色、釣り鐘状の花をつける。花の内側に紫褐色の模様がある。花期は8〜9月。北海道〜九州に分布する。別名ジイソブ。


〜徒然想〜

“ねえー、変なのがあったよ!” 前を歩く家内が声をあげます。
確かに、一般には「変なの」にみえます。白っぽい緑色で不格好な釣り鐘形、家内にはあまり美しいとは思えなかったようです。

根は黄白色で長い塊状(羊乳:ようにゅう)、これを去痰薬として用いる。頭痛、めまいなどにも用います。民間で白い乳汁を切り傷に外用することもあります。

バアソブをアップするにあたり、よく似た本種(ジイソブ)を修正し、画像を追加しました。
外見上、両者は色には似たものがあり、違いは花の大きさしか分かりませんでした。

-同じ科の植物-

2005.10.2 東京都裏高尾 2005.10.2 東京都裏高尾
 2009.9.12 香川県   2009.9.12 香川県 
   
 2009.8.30 山梨県   2009.8.30 山梨県