タニガワコンギク

キク科 シオン属

ノコンギクの渓流タイプで、紀伊半島、四国、九州に生えるものはタニガワコンギクと呼ばれている。それ以外の地域のものはセンボンギクと呼ばれている。(但し、両者を区別しない説もある。)
茎の高さは20〜90センチになり、葉は線形〜披針形(同じ和歌山県でも葉幅が異なる産地がある)。
頭花は直径2〜3センチで、総苞片は2〜3列、先はやや紫色を帯びる。花期は8〜11月。

〜徒然想〜

キシュウギクが傍らに生えていますが、花びらがまばらに付くキシュウギクとは明らかに異なります。
花の様子はノコンギクに似ていますが、葉が細いので、一見してこれとも違うものと分かります。
解説書に記載があるとおり、増水すれば水の中に浸るような渓流際に生えていました。

清流の際に生える清楚な白〜岩場に座り込み、じっくり撮影することにしました。
視線を低くすると、背景は山水画の様相です。流れのきらめきと音を聞きながら、心穏やかな撮影です。

−同じ科の植物−
2009.9.23 和歌山県
2009.9.23 和歌山県 2009.9.25 和歌山県
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