タチフウロ/シロバナタチフウロ

フウロソウ科 フウロソウ属

山地の草原、林縁などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。茎や葉柄に下向きの毛がある。葉は掌状に5〜7裂し、裂片はさらに切れ込み、表面と縁、裏面脈上に粗い毛がある。托葉は離生する。
花は淡紅紫色で濃紫色の脈があり、直径3センチほど。花期は7〜9月。本州東北地方南部〜中部地方、四国、九州に分布する。
花の白いものはシロバナタチフウロと呼ばれる。

〜徒然想〜

植物園で最初に出逢ってから、自生の花に出逢えるのを楽しみにしていました。でも、花はハクサンフウロに極めて似ていて、現場で見分けることができるか不安でした。
しかし、そんな不安も八ヶ岳で不意に出逢ってみると余計なことだったと分かりました。明らかにハクサンフウロとは立ち振る舞いが違います。
頼りなげな姿をしていても、しっかりと立ち上がっています。花も上を向くというよりも、前を向く感じです。

-同じ科の植物-
2006.9.2 長野県八ヶ岳(画像にポインターをおいてください
 2019.7.24 山梨県  2019.9.28 神奈川県箱根
花弁基部には白毛、花茎には下向きの毛がある
 2013.8.29 長野県    2013.8.29 長野県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery