リュウキュウシロスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

2007.3.17 沖縄本島 2007.3.17 沖縄本島


海岸から山地の路傍、田の畦、草地などに生える多年草で、高さは5〜40センチ。葉は根元に付き、卵状披針形〜長三角状披針形で、基部は浅い心形か矢尻形。
花は長い花柄の先に付き、普通葉よりずっと上で花を咲かせる。花冠は直径1.6〜2.8センチ、白色〜淡紫色まで変異が多い。側弁は有毛。花期は12〜4月。鹿児島、甑島以南〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

広場では、異様に大きく立ち上がるムラサキサギゴケに混じり、淡い紫や濃い紫のリュウキュウシロスミレが咲いていました。特に濃い紫色は深く美しいので、つい探してしまいます。
濃い紫色でもリュウキュウシロスミレ? 傍らに屈む地元のW奥さんに尋ねます。花を覗き込み、あっさりと、シロスミレよ!。ちょっと?のひとときでした。

道路脇では、縁石の際やU字溝の縁に点々と咲いていました。屈んで、その撮影に取り組む紳士、淑女〜別名オジさん、オバさんともいう〜がいました。車が多く行き交い、見た目には異様な光景にみえるかもしれません。それとも、この時期多くのすみれファンが沖縄を訪ねます。春の風物詩かもしれません。
高さ5〜40センチとされているが、見たのは20センチほどまで。葉は卵状披針形〜長三角状披針形で、アリアケスミレの南方系ということが納得できます。花は中形又はやや大きく、白色から青紫色の濃淡があり、紫条が目立ちます。側弁は有毛なので、リュウキュウコスミレとの見分けの指標になります。W奥さんはここを見たのです。

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2007.3.17 沖縄本島 2007.3.17 沖縄本島
2007.3.17 沖縄本島
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