ムラサキシキブ/ヤブムラサキ |
クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 APG分類ではシソ科 |
2008.7.5 埼玉県秩父市 | 2008.7.5 埼玉県秩父市 |
山野の林縁、林内などに生える落葉低木で、高さは2〜3メートル。葉は対生し、長楕円形で、先は尾状に尖り、縁には細かい鋸歯がある。 花は葉腋から集散花序を出し、多数の紅紫色の花を付け、長さ3〜5ミリ、上部は4裂して平開する。果実は球形で直径3〜4ミリ、紫色に熟す。花期は6〜7月。日本全土に分布する。 〜徒然想〜 実がきれいなので、紫式部にたとえ美化し、この名が付いたとされいます。花は図鑑では知っていたものの見るのは初めてでした。キバナコウリンカを撮影し、山を下る時に林道脇にありました。思わず車を停めてしまうほど色鮮やかに花を付けていました。 千葉の山の中では、林の縁でつましく枝を垂らしたムラサキシキブに出逢いました。実付きが悪く、優美な名とはほど遠い印象でした。自生のものはこういうものと納得したものの、こちらはヤブムラサキでした。 ヤブムラサキは、花序や萼に密に軟毛が生え(ムラサキシキブは無毛)、葉はビロードのような感触があるのが特徴です。 実が白い品種をシロシキブといいます。 ずいぶん前に、信州の温泉宿の庭先で、実は小粒だが、1メートルほどの枝がびっしりと覆われるムラサキシキブをみて驚いたことがあります。しかし、、こちらは別品種のコムラサキであることが、あとになって分かりました。 −同じ科の植物− |
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2012.10.28 鹿児島県 |
2007.10.28 千葉県 | 2007.10.28 千葉県 |
コムラサキ 2007.11.25 長野県 | 2005.9.11 東京都調布野草園 |
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