ミツバツチグリ/ミツバツチグリ八重

バラ科 キジムシロ属

2006.6.3 長野県八ヶ岳

山野の日当たりのいい場所に生える多年草で、高さは15〜30センチ。葉は3小葉からなり、小葉は長楕円形〜卵形、縁には鋸歯がある。
花茎の先に黄色の5弁花を付け、直径1〜1.5センチ。花期は4〜5月。北海道〜九州に分布する。


〜徒然想〜

春、低山から花散歩が始まります。休憩は日だまりの草地がいいです。せせらぎが聞こえてくれば、なおいいです。ビール片手が、さらに至福を呼びます。
そんな姿を、傍らのこの黄色い花が見つめています。

ツチグリは3〜7枚の小葉を付ける多年草で、紡錘形に肥厚した根を生のまま食べるので土栗の名がつきました。

ミツバツチグリは3枚の小葉を付けます。八重のミツバツチグリもあります。
キジムシロとの区別が気になりますが、キジムシロは小葉の数がふつう5〜9枚です。ただ、下の葉がなく3枚になることがあります。

−同じ科の植物−

2005.4.28 東京都調布市
2014.4.23 東京都奥多摩 2006.6.10 福島県桧枝岐
   2022.5.25 山梨県  
     
八重 2005.5.3 東京都薬用植物園(植栽)