ケクロモジ

クスノキ科 クロモジ属

 
2008.5.8 愛媛県  

本州、四国、九州の山地に生える落葉低木で、高さは3メートルほどになる。葉は狭倒卵形で、長さ8〜16センチ、全縁。
葉に短毛が密生し、葉脈が著しく隆起する特徴がある。
葉と同時に小さい黄緑色の花を付ける。花期は4月。中国地方一部、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

愛媛県の山の中で、こんな看板がありました。

「本州中国地方、四国〜九州の山地に多く生えるクロモジの一種。葉に繊毛が密生し、脈が裏面に隆起しています。(クスノキ科) 西国森林管理局 愛媛県森林管理署」 

傍らには見覚えのある雰囲気の木がありました。クロモジよりも花がまばらで、薄い感じです。葉は白っぽい緑で、ケクロモジの由縁を知ります。
想えば、丁度花が咲いていたのはラッキーだったのではないでしょうか。花がなければただの看板で、記憶にも残りません。

−同じ科の植物−

2008.5.8 愛媛県 2008.5.8 愛媛県