カノコソウ

オミナエシ科 カノコソウ属

山地のやや湿った草地に生える多年草で、高さは40〜80センチ。葉は対生し、羽状に全裂し、卵状長楕円形、下部の葉は長柄がある。
花は淡紅色で、密な集散花序に、径3ミリほどの小さな花を多数付ける。花期は5〜7月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

雨になってしまいました。花に興味がない息子を車に残し、秋吉台のさわりだけを散策です。

山口のYasukoさんに教えられたハシナガヤマサギソウはすぐに見つかりました。カノコソウは、くぼ地にすくっと立ち上がっていました。まだ、野焼きのあとが残る、秋吉台でした。

Yasukoさんは、この2ヶ月後に病に倒れ、数ヶ月後にお亡くなりになりました。
“草原のそこここにハシナガヤマサギソウが咲いています。面白い花なので、ごらんになるといいと思います。” と情報をいただいた言葉が、響いてくるようです。

そういえば、彼女は極めつきの雨女だったそうです。
雨の秋吉台を想いながら、Yasukoさんを偲びます。

−同じ科の植物−
2008.5.10 山口県秋吉台(画像にポインターをおいて下さい)
 2009.6.13 滋賀県伊吹山    2008.5.10 山口県秋吉台
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