ヒロハクサフジ

マメ科 ソラマメ属

北海道から本州にかけて海岸付近の草地に生える多年草で、つる状に長くのびる。花は短い穂になって咲き、青紫色。
葉は偶数羽状複葉で、小葉は5〜8対ある。長さ1〜2センチ、幅0.5〜1センチの楕円形〜長楕円形で、先が丸く、両面に白い軟毛が密生する。花期は6〜10月。

〜徒然想〜

クサフジ
には高原脇や高山山麓の林縁でよく出逢っているので、この花も当然同じような場所に咲くものと誤解していました。クサフジに出逢うたびに、葉の違うものを探した記憶があります。
その花に、湘南海岸に近い山林脇で出逢ったときは、まったく信じられない想いでした。その後、海辺を散策する機会が増えると随所で出逢い、海辺の花なのだと認識を新たにしました。

クサフジとの違いが気になりますが、より葉が丸いことや花の付き方などで分かるようになります。
また、本種の拓葉は小さく基部から2裂するのに対し、ツルフジバカマの拓葉は大きく、粗く裂けます。

−同じ科の植物−
2006.10.21 神奈川県三浦半島
 2010.4.3 神奈川県三浦半島
   2006.10.21 神奈川県三浦半島
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery