ヒメタムラソウ

シソ科 アキギリ属

 
2007.3.18 沖縄県本島   2007.9.8 沖縄県


渓流沿いの岩上や湿った場所などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉はロゼット状に広がり、下の葉は長い葉柄がり、頭大2回羽状複葉。小葉はやや細かく羽状に中裂し、頂小葉は卵形。両面に細毛がまばらに生える。
花は茎の上部に穂状花序となり、輪生状に唇形花を多数付ける。花冠は白色で
(ときに紫色を帯びる)、長さ4〜5ミリ。花期は9月(〜4月?)。奄美大島〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜


渓流の岩の上には、点々と花が終わった葉がロゼット状に広がっていました。まだ青々としていてなかなかきれいです。ヒメタムラソウの葉ですと教えられ、どんな花なのか想いが馳せます。

渓流の奥に進むと、・・・・・・ありました! 残り花です。苔生す岩の舞台に10センチほどの小さな花が咲いていました。アキノタムラソウの花に似た唇形花です。渓流の光に白く輝いていました。

その後、出逢いは多いものの花穂に開く花は数花で、花が終わった萼片が多く残ることが多いです。

−同じ科の植物−

2007.3.18 沖縄県本島 2007.3.18 沖縄県本島
  
2007.3.18 沖縄県本島
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