ヒメシャジン

           キキョウ科 ツリガネニンジン属

    ミヤマシャジン

              キキョウ科 ツリガネニンジン属

2007.9.1 鳳凰三山(画像にポインターをおいて下さい) 2007.9.1 鳳凰三山(画像にポインターをおいて下さい)
  萼片は細く、鋸歯がある。
  花柱は花冠と同長か、やや突き出る。

   萼片は披針形で、全縁。
   花柱は花冠から突き出る。


ヒメシャジンとミヤマシャジン

基本種はヒメシャジンだが、この仲間は形態的な変化が大きい。
例えば、萼片についていえば、鋸歯が有るものと無いものが隣りあって生えていたりする。従って、ヒメシャジンの萼片が細く鋸歯があるのに対し、ミヤマシャジンのそれは披針形で全縁である違いがあるものの、両者を形態的な変化とみて区別しない見解があります。
事実、鳳凰山では鋸歯が有るものと無いものが混在していました。形はいずれも披針形で、あまり細くはありませんでした。
Photo Galleryに両者を並べてみました。

ヒメシャジン

亜高山〜高山帯に生える多年草で、高さ10〜40センチ。葉はふつう互生するが対生することもあり、披針形〜長楕円形。鋸歯があり、先は尖る。茎頂の総状花序に1〜数花を付ける。
花冠は鐘形、紫色で、花柱は花冠と同長か、やや突き出る。
萼片は細く鋸歯があり、変種のミヤマシャジンとの大きな違いとなっている。
葉が細いものをホソバヒメシャジンという。



〜徒然想〜

花崗岩の岩壁にはホウオウシャジンが高貴に咲き、尾根道の草地にはヒメシャジンが慎ましく咲いていた。花は淡い紫色で形もソバナに似ているが、1つの花茎にいくつも連なることはない。背丈も10〜20センチ程度のものが多く、ヒメといわれるほどに慎ましい。
他の場所なら主役になれたかもしれないが、やはり、ここではホウオウシャジンに一歩譲る。やむを得ないことだろう。

なお、写真は、萼片に鋸歯があるもののあまり細くなく、典型種とはいえない。


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