ヒダボタン |
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 |
岐阜県、福井県の狭い範囲の山地谷沿いに生育する多年草で、高さは10センチほど。茎は暗紅褐色を帯びる。葉は円形〜楕円形で、苞は鮮やかな黄色。 萼片は4個、雄しべは8個、葯は暗褐色。花期は5月。中部〜山陰地方に分布する。 〜徒然想〜 イワザクラを見たあとで山を下り、もう少し奥地に入ってみることにしました。林道を歩くこと1時間余り、イワザクラの山を登ったあとなのでいい加減疲れがたまり、腰に痛みがきています。 同行者との距離は開くばかりですが、同行者は歩みを止めようとはしません。ここで挫けては・・・と、歯を食いしばります。 朗報が届いたときは、撮影する気も起こらず、その場にへたり込みます。本流に流れ込む沢の壁に群生していました。苞の黄色が鮮やかなネコノメソウです。 目的の花をみつけて意気揚々と引き上げます。げんきんなもので、腰の痛みも消えています。 事件はその後に起こりました。眼下の沢筋に鮮やかな黄色がみえました。より綺麗なヒダボタンです。花の状態も良好です。場所は車を停めたところから5分ほどの場所でした。 あの苦行は何だったのでしょうか! −同じ科の植物− |
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2009.4.11 岐阜県 |
2009.4.11 岐阜県 |
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