ヘツカリンドウ |
リンドウ科 センブリ属 |
山地の林縁や草地に生える一年草、越年草で、高さ30〜60センチになる。根出葉は楕円形又は倒卵形で、厚みがある。 花はまばらな円錐花序をつくる。花冠は4〜5深裂し、裂片の先は尖り、中央部に径約3ミリの円形の密腺溝がある。花期は10〜1月。鹿児島県南部〜沖縄県に分布する。 ヘツカは鹿児島県大隈半島の辺塚で、ここで発見され名を与えられた。 〜徒然想〜 ルリシャクジョウとともに憧れていた花が目の前にありました。この花を見たくて沖縄に渡りましたが、今年は開花が大幅に遅れ、2株だけの、しかも10センチに満たないヒヨコのような個体です。 しかし、これは地元の方が私のために懸命に探し出してくれた貴重な個体です。撮影に夢中になりながらも、感謝でいっぱいです。 周りには蕾を鈴なりに付けた個体が多く見られたので、今頃(1月下旬)は盛期と咲き誇っているでしょう。想いはつのりますが、また来年です。 花色は緑、紫、赤褐色など、様々な色があるようで、”野の花賛花”に紹介されています。この花とのつき合いは、まだまだ続きそうです。 −同じ科の植物− |
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2007.12.22 沖縄県本島 |
2007.12.22 沖縄県本島 |
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