ヘビイチゴ

バラ科 ヘビイチゴ属

田のあぜや道端、林縁の下などのやや湿った場所に生える多年草で、茎は地を這い絨毯状に広がることが多い。葉は3小葉からなり、黄緑色。
葉腋から花茎を出し、黄色い5弁花を1つ付ける。直径は1.5センチほど。花期は4〜6月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

道端などでよく見られるので、特段想いも残らないのですが、あの赤い実をみると、食べてみたい衝動と毒があるのではとの懸念が浮かびます。
調べると、食べられますが、水分が少なく美味しくないそうです。

この花で想い起こせるのは栃木県の庚申山にコウシンソウを見に行ったときです。早朝にも拘わらず駐車場は満杯で困っていると、先行者が車を寄せてくれて入れてくれました。そのときの駐車場の脇が赤い実で埋まっていたのが、唯一印象に残っています。
この山での登山者は実にマナーがよく、親切でした。それが印象に残っている理由かもしれません。

よく似たヤブヘビイチゴは、葉が先端に向けて幅が狭くなり、副萼片が大きいです。

高地にはシロバナヘビイチゴが咲きます。

−同じ科の植物−

2006.5.21 東京都奥多摩
2006.6.17 栃木県庚申山
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