海岸の崖、岩場、砂地などに生える亜低木で、高さは50〜100センチ。葉は互生し、へら形で、先は鈍頭、基部は狭いくさび形、縁には波状の鋸歯がある。質は厚く表面に光沢がり、無毛、葉柄はない。
頭花は長い柄の先につき、白色で直径6センチほど。総苞は半球形、総苞片は4列、覆瓦状に並び、外片は卵状長楕円形、縁は褐色で膜質。花期は9〜11月。本州青森〜茨城県の太平洋側に分布する。
〜徒然想〜
現地に着くと、駐車場では高萩市のパンフレットをもった爺さまが迎えてくれました。昨日も、東京の写真家が4、5人来て、にぎやかだったという。
地元のボランティアか、話しぶりが素朴で、少しも観光ハマギクを売り込もうとする意欲がありません。遠くの田舎に来た想いがしました。
パンフレットにはしっかりとハマギクが紹介され、高萩市の売りにしているのが分かります。それもそのはず、茨城のこの地はハマギク自生の南限近くにあたります。
絶壁に咲く白く大きな花は、青い空や海に映え綺麗でした。海岸に至る小道では、コハマギクが咲いていました。
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