ハクサンシャジン シロバナハクサンシャジン |
キキョウ科 ツリガネニンジン属 |
2008.8.13 長野県白馬岳 | 2008.8.13 長野県白馬岳 |
ツリガネニンジンの高山型で、草丈が低く花序が密集して付くもの。亜高山〜高山帯の草地に生える多年草で、高さは30〜60センチ。 花は1段に数個輪生し、数段になり、葉も輪生する。花期は7〜8月。北海道、本州中部以北に分布する。 白花品はシロバナハクサンシャジンと呼ばれる。 〜徒然想〜 八方尾根はゴンドラリフトを乗り継いで手軽に高山植物やダイナミックな山の景観を楽しめる所として知られています。しかし、高山に違いはなく、気候は変わりやすいです。 午後から急変した雷雨でリフトが止まってしまいました。全身を濡らして運転再開を待つ観光客が痛々しいです。 そういえば、午前中にハクサンシャジンやその他の花の名を聞かれた3人連れは、途中で登山を断念、挨拶をして山を下っていきました。 あの3人は、雨を免れたでしょう。束の間でも親しく話しただけに、少し救われます。 ツリガネニンジンの高山型とされていた本種は、改訂新版「日本の野生植物」(平凡社)では、低地の風衝礫地や海岸礫地にもハクサンシャジンの特徴を有するものが見られ、また必ずしもこの形質が遺伝的に固定しているわけではないため区別しない見解をとっています。 −同じ科の植物− |
2008.8.14 長野県八方尾根 | 2008.8.14 長野県八方尾根 |
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