ハチジョウシュスラン

ラン科 シュスラン属

別名:ヤクシマシュスラン
山地の常緑広葉樹林下に生える常緑の多年草で、茎はほふくし、先は直立し、全長15〜30センチ。葉は4〜8葉を互生し、斜卵状長楕円形〜狭卵形で、葉の中央に帯状の白く太い筋斑が入る。
総状花序は頂生し、密に多数の花をつける。花は白色で淡紅色を帯びる。花期は9〜11月。
伊豆諸島の他に沖縄県内にも点々と産し、カゴメランと混生するが、個体数はより少ない。

〜徒然想〜

カゴメランの母種で、葉の中央部にぼやけた斑が入るか又は斑や編目模様がないもの(オオシマシュスランと呼ばれるそうです)があります。
沖縄では編目模様が明確なカゴメランのほか、模様の中央部が擦り消されたようなものが見られました。これならばハチジョウシュスランと呼んでいいでしょう、という程度です。

花は・・・・・・、まさに満開で、淡いピンクを帯び、こちらは筆紙に尽くせ難いほどの美しさです。
暗い森に灯るともしび、和みのともしびがありました。

−同じ科の植物−

2008.10.19 沖縄県本島
2008.10.19 沖縄県本島
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