ウラベニダイモンジソウ

ユキノシタ科 ユキノシタ属

2008.7.20 群馬県至仏山 2008.6.28 埼玉県秩父市

山地の岩の隙間などに生える多年草で、高さ10〜30センチ。
(ミヤマ)ダイモンジソウの種内変種で、葉の裏が紅色に染まることからこの名が付いた。
至仏山が基本標本地であり、蛇紋岩の岩場で見られる。麓付近でみられるダイモンジソウよりも花数が少なく、茎が紫褐色に色付いていた。花期は7〜9月。北海道、本州中部以北に分布する。

〜徒然想〜

この植物との出逢いは葉から始まりました。6月、秩父の山の岩壁に、葉裏が真っ赤に色付いた葉2枚が貼り付いていました。あまりにも美しい赤に感動、思わず写真に残しました。
ご縁だったのでしょう。それから1月も経たないうちに、花に出逢います。ネット仲間の記事で、この山に丁度今頃咲くことを知り、前週に引き続き確認に出かけます。
そのほとんどは葉裏が赤くなく、ようやく見つけたときは、ほんとにほっとしました。

岐阜県伊那の石灰岩岩壁にも、葉裏が赤い本種が多く見られました。石灰岩地というのは、特有の植物を生みます。

(参考)ダイモンジソウとミヤマダイモンジソウを区別しない説があります。

−同じ科の植物−

2019.9.20 埼玉県 2008.7.20 群馬県至仏山
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