オトコヨモギ

キク科 ヨモギ属

 
2007.11.3 千葉県
  2007.11.3 千葉県


日当たりのよい山地や丘陵地に生える多年草で、高さ40〜140センチ。茎は叢生し、毛はない。下部の葉は花時には枯れ、中部の葉はへら状くさび形で、上部は歯牙があるものが多いが、浅裂や羽状中裂〜深裂するものまで変化が多い。
頭花は円錐花序に多数付き、卵状球形〜長楕円状球形で、長さ2ミリほど、総苞片は4列。花期は8〜11月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜


果実が無いと考えられたことから雄のヨモギとしたといわれています(小さな果実はつけます)。
高さは1メートルを超えるとあるが、目の前にあるのは30センチほど。
まったく地味な花で、指し示されなければ気付かないでしょう。

周りの草は茶色に色付き始め、そろそろ晩秋の様相。タカトウダイは赤く色付いています。ホソバリンドウヤマラッキョウもそろそろ盛りを過ぎようとしています。
花も次第に少なくなり、寂しくなる風情です。

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 2007.11.3 千葉県
   2007.11.3 千葉県