オオチャルメルソウ

ユキノシタ科 チャルメルソウ属

2008.5.7 愛媛県 チャルメルソウ 2008.3.22 島根県 

山地の谷沿いに生える多年草で、花茎は20〜40センチ。根生葉は束生し、長い柄がある。葉身は長卵形で、基部は心形、鋭い欠刻と鋸歯がある。葉の表面には長毛があり、裏面や花茎、葉柄には腺毛がある。
花茎の上部に多数の小さい花を付け、花弁は羽状に5〜9裂し、萼裂片は花期に平開する。花期は4〜5月。紀伊半島、四国、九州に分布する。


〜徒然想〜

早春イズモコバイモの頃、ようやく花茎を起こし始めたチャルメルソウをみて、このようにして芽吹いていくのだなあと、ガラにもなく感傷的になった覚えがあります。
また、地元の関東周辺にはコチャルメルソウはあるものの、チャルメルソウはなく、まだ成長していないのが残念に思った覚えがあります。

再び訪れたチャルメルソウの生育地では、5月の連休を終え、静かな時を迎えています。傍らに流れる清流の音を聞きながら、成長したチャルメルソウと向かい合います。
四国で撮った画像はオオチャルメルソウの特徴を有していました。

熊本県でオオチャルメルソウを撮影しましたが、花のアップ画像を見ると愛媛県で撮影したものと違うように思えてしまいました。

−同じ科の植物−

2008.5.7 愛媛県 2008.5.7 愛媛県
2008.5.7 愛媛県
2019.4.5 熊本県 2019.4.5 熊本県
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