エゾタカネスミレ

スミレ科 キバナノコマノツメ類

北海道の高山に分布するタカネスミレの亜種で、葉は無毛で光沢が無い。
花は側弁も唇弁も幅広く、唇弁の先はほぼ円形で、花柱の上部には突起毛が無い。
大雪山系、夕張山地、日高山地、羊蹄山に分布する。花期は6〜8月。

〜徒然想〜

各所で群落がみられました。すべてが、すばらしい美しさです。
御鉢平の間宮岳周辺では、登山道まではみ出で、道を狭めるほどの大群落です。天気が良すぎて、その様子を撮り切れなかったのは残念でした。

大雪の山を背景に写真を撮りながら、すみれ好きの沖縄の方々を思い浮かべました。ほんとにすみれが好きな方々です。沖縄のすみれの多くは大きな株を作りません。

目の前は黄色のミヤマキンバイ、白いエゾノハクサンイチゲ、紫のエゾオヤマノエンドウを交えながら、みごとな株のエゾタカネスミレが一面に広がり、大雪の山に続きます。
こんな風景を沖縄の方々がみたら、どんな反応を示すでしょうか。歓声が聞こえるようです。

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2007.7.10 北海道大雪(画像にポインターをおいて下さい)
2007.7.10 北海道大雪
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