エゾイワツメクサ |
ナデシコ科 ハコベ属 |
2007.7.9 北海道黒岳 | 基部から中部まで縁毛があるのが特徴 |
高山帯の砂礫地に生える多年草で、高さ10センチほど。北海道大雪山の固有種。近似種のオオイワツメクサに比べ、全体の形や大きさはほぼ同じかやや小さいが、こちらは北海道芦別岳、日高山系、夕張山地に分布する。 葉は基部から中部まで縁毛がある(オオイワツメクサは基部の縁にわずかに毛がある)。種子の形が明確に違うようだが、確認していません。 イワツメツサは本州の高山に分布し、葉の基部の縁にわずかに毛がある。 〜徒然想〜 大雪黒岳山頂での出会いです。エゾイワツメクサやメアカンキンバイを撮りながら山頂を巡ると、隅の方に初老のご夫婦が(お二人ですが)つくねんと座っていました。あまりにも穏やかな姿に、思わず会釈し話しかけました。 札幌の方で、時々こうして山に登り、何時間でも座り込むそうです。 目の前には雪が残りまだらになった山がずっと奧まで広がっています。ときに雲が湧いて山を隠します。そして、再びまだらの山が姿を現します。 何気ない会話が続きました。 −同じ科の植物− |
2009.8.17 北海道大雪 | 2007.7.10 北海道大雪小泉岳 |
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