アキノウナギツカミ   タデ科 イヌタデ属

ヤノネグサ   タデ科 イヌタデ属

2007.11.3 千葉県 2007.11.3 千葉県

水辺などに生える1年草で、高さ1メートルほどになるが、下部は地をはう。茎には下向きに短い刺があり、触るとざらつく。葉は互生し、卵状披針形〜長披針形で先は尖り、基部はヤジリ形で茎を抱くように張り出す。
枝先に数花が頭状につき、花被は5深裂し、上部は淡紅色、下部は白色。花期は7〜10月

−同じ科の植物−


湿地に生える1年草で、高さ50センチほど。茎には下向きに小さな刺毛があるが、目視では見えないほどで、触ってもざらつかない。葉は互生し、短い柄があり、卵形〜広披針形で先は尖り、基部は切形又は浅い心形。
総状花序を枝先につくり、花被は5深裂し、上部は淡紅色、下部は白色。花期は9〜10月。花柄には腺毛がある。

−同じ科の植物−


〜徒然想〜

アキノウナギツカミとヤノネグサは、対で紹介されることが多いようです。花はよく似ています。
違いは茎葉にあります。覚えるのは簡単。アキノウナギツカミは茎を抱くように付きます。ウナギを掴む様子を想像すればよいでしょう。
あとは、茎の上部に毛があるかないか。ヤノネグサには毛がなく、アキノウナギツカミには下向きの短いトゲがあって、触るとざらつきます。ざらつくとウナギを掴むのも容易と覚えればいいでしょう。
それにしてもウナギツカミとは面白い名をつけたものです。ナツノウナギツカミもあるのでしょうか(ウナギツカミという植物があって、こちらは夏に花が咲きます)。
それに対し、ヤノネグサは面白みのない名前です。葉の形が矢じり(矢の根)に似ているからとか。
花の蕾は、いずれもピンクの水玉模様で綺麗。ミゾソバを小型にしたような様子です。

それにしても画像が良くないです。撮り直しです。

アキノウナギツカミ ヤノネグサ
2007.11.3 千葉県 2007.11.3 千葉県
   
    2020.10.3 栃木県 
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