ヤマグワ |
クワ科 クワ属 |
2018.5.27 東京都高尾山 | 2018.5.27 東京都高尾山 |
丘陵から低山地に生える落葉低木〜高木で、高さは3〜15メートル。葉は互生し、卵形〜卵状広楕円形、3〜5裂するものもあり、先は尾状に尖る。 雌雄別株まれに同株で、花は葉腋に1個ずつ付く。雄花序は円筒形で長さ1.5〜2センチ、雌花序は長さ4〜6ミリ、花柱は長さ2〜2.5ミリで、柱頭は2個ある。 果実は集合果で長さ1〜1.5センチ、赤色から次第に黒紫色に熟し、食べられる。花期は4〜5月。果実期は6〜7月。北海道〜九州に分布する。 〜徒然想〜 高尾山と多摩川河川敷で見ましたが、高尾山のものはヤマグワ、多摩川河川敷のものはマグワでした。 両者の違いは、ヤマグワの方が花柱が長いようで、画像でも果実から長く伸びているのが分かります。果実はマグワの方が大きかったように思えます。また、ヤマグワの葉は先が尾状に伸び、マグワはあまり尾状に伸びない違いがあります。 今まで、春の高尾山ではスミレ類に目を奪われ、あまり木本は注意していませんでした。次の年からは、上方にも目を向けてヤマグワの雄花と雌花を観察したいと思います。 なお、多摩川河川敷にはマグワが多く野生化していることが、初めて分かりました。採取した実はジャムにしていただきましたが、美味しかったです。ちょっと皮が残り青臭い感じでしたが、次は工夫してもっと美味しく作るつもりです。 −同じ科の植物− |
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2018.5.27 東京都高尾山 |
2018.5.27 東京都高尾山 | 2018.5.27 東京都高尾山 |