ヤガミスゲ

スゲ科 スゲ属

 
2021.4.21 東京都調布市   2007.5.13 茨城県


川岸、河川敷、湿った草地などに生える多年草で、高さは40〜60センチ。根茎は短く叢生する。有花茎は鋭い稜があってざらつく。葉は線形で幅2〜3ミリ。
花序は花茎の上方に無柄の小穂を円柱状に密に付け、長さ3〜5センチ。苞葉は発達せず、小穂は長さ5〜8ミリ、雌雄性で多数の雌花と基部に少数の短い雄花を付ける。雌鱗片は卵形で淡緑色。果胞は斜上して上部が開出し、卵形で長さ3.5ミリほど、狭い翼があってざらつき、上部は狭くなって長い嘴となる。花()期は5〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

多摩川河川敷でこの花をみつけたときは、“こんな所に!” と思ったものです。環境的にはこういう所に生えていいのですが、あまりにも身近だったので、驚いてしまったのです。

久しぶりに、富士山麓を周遊する形で花散策に出かけました。ワクチン接種を終え、他県への移動が許されるかな、と判断したものです。
過去に散策した場所を、ピンポイントに巡ります。カヤツリグサ科の植物に興味を持ち始めたので、今までとは視点の違う花散策です。
いろいろな花(カヤツリグサ科)が見えてきました。ハコネイトスゲも確認できました。
ヤガミスゲは、きっとこの湖畔にあるはずと信じてみつけたものです。こういうみつけ方も、うれしいものです。

−同じ科の植物−

 2021.6.8 山梨県    2021.6.8 山梨県
 
 2021.6.8 山梨県   2021.6.8 山梨県  
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