北米原産の帰化植物。道端、荒地、河川敷などに生える2年草で、高さは15〜40センチ。茎は基部で分枝するか1本立ちし、茎や葉全体が綿毛に覆われ白っぽく見える。葉はへら形で、先は円頭、縁は全縁でやや波打つ。
頭花は上部の葉腋から出た小枝に数個、穂状〜総状に付き、淡褐色で長さ4〜5ミリ、直径3ミリほど。総苞全体が白い綿毛に覆われる。花期は4〜9月。
〜徒然想〜
花期は4〜9月となっていますが、陽当たりの具合で、ほぼ1年中見られるようです。
1月、自宅近くの川沿いをウォーキングしていると、日当たりのいい道脇にこの花が群生していました。
全体が白い毛に覆われ、柔らかく折れ曲がっています。
スマホでパチリ。背をウォーカーが通りすぎていきます。何を撮っているのか気にも留めない様子です。
のどかな陽だまりです。
2023年は、チチコグサの仲間の仕分けを試みてみました。自宅のすぐ近くには3種の仲間が混生し、違いを比較することができました。
チチコグサモドキは、ウラジロチチコグサと同様に茎葉がへら形ですが葉表は濃い緑でなく、綿毛はあるものの白くなるほどではありません。頭花が綿毛で覆われる特徴もあります。
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