タマガヤツリ

カヤツリグサ科 カヤツリグサ属

 
2008.11.22 東京都調布市   2008.11.22 東京都調布市


水田、休耕田、用水路、河川敷などの湿地に生える1年草で、高さは15〜40センチ。茎は叢生し、全体に柔らかい。葉は線形で、茎より短く、葉鞘は黄褐色。
茎の先に葉と同形の苞が2〜3個付き、その間から長さの異なる数本の花序枝
の先に頭状の分花序を付ける。小穂は線形で、1020個の花を付け、暗褐色を帯びた球状の花穂となる。鱗片は広倒卵形、長さ5ミリほど。果実は倒卵形で3稜があり、長さは鱗片とほぼ同長。果期は8〜10月。北海道〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

なかなかこんな植物観察をすることはありません。先行者の後に付いていきます。道無き藪をかき分けると開けた湿地に出ます。今まで敬遠していたカヤツリグサ科の植物などが多種類目に入ってきます。
当初はここで撮影したものをタマガヤツリとしていましたが、ネット、図鑑等を調べていくうちに疑念が生じ、今回は掲載を見送りました。カヤツリグサ科は近似の植物が多く、難しいです。
タマガヤツリは、調べると湿地などにごく普通に生えるようです。画像は、多摩川河川敷で撮影したものからそれらしき画像を選択したものです。
近似種にシロガヤツリやアオガヤツリがあります。シロガヤツリは花序枝を出さないので区別はできますが、アオガヤツリとは区別がよく分かりません。いずれも花序枝を出し、タマガヤツリの花穂は黒っぽいものから緑色のものまで変異があり、両者を区別できません。タマガヤツリは小穂が数個まとまって付くのに対し、アオガヤツリは付き方が違うようです。いずれ比べてみたいです。

−同じ科の植物−

2009.11.3 東京都調布市 2008.7.13 東京都調布市