熱帯アメリカ原産の帰化植物。河岸の草地、湿った荒れ地、市街地などに生える多年草で、高さは30〜100センチ。葉は叢生し、線形、長さは茎とほぼ同長、縁はざらつき、基部は鞘となり茎を包む。
花序は5〜10個の花序枝を出し、枝先に5〜20個の小穂を頭状に密集して付ける。小穂は線形で扁平、長さ5〜10ミリ、幅3ミリほど。鱗片は広卵形、淡緑色で長さ2ミリほど。果実(痩果)は倒卵形で3稜があり、長さ1ミリほど、柱頭は3岐。果(花)期は6〜9月。本州〜沖縄分布する。
〜徒然想〜
2019年の台風19号で、大木が流され、中州が消えたり新たな中州が発現したりと、多摩川の河川敷は大きく様変わりしました。瓦礫が土手の中程まで線になって続いている姿を目の当たりにして、こんなに水が増えたのかと唖然としたものです。
あれから1年ほど経ち、植物もいろいろ流れてきたようです。こんな植物が、前にはあったかなと思ったのがメリケンガヤツリです。
外来種はさすがにたくましいです。いち早く根付いていくのでしょう。外来生物法で要注意種に指定されています。
こんなことを書きながら、以前からあったのに注意して見ていなかっただけなのでしょう。
年が明け、果実の撮影を試みました。
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