北アメリカ原産の帰化植物。水田、湿った畑、道端などに生える１年草で、高さは１０〜３０センチ。茎は基部でよく分枝する。葉は対生で卵形、基部は円形で柄が無く茎を抱く。縁には低い不明瞭な鋸歯がある。
花は上部の葉腋ごとに１個付き、花冠は唇形、淡紅紫色で長さ８〜１０ミリ。花期は７〜１０月。

〜徒然想〜

同じ帰化植物のアメリカアゼナとは、葉が卵形で、基部が茎を抱く違いがあります。アメリカアゼナの葉はやや細長く、基部はくさび形で、短い柄があります(上部の葉は無柄)。
葉に低い鋸歯があることと、花はほぼ同じです。いずれも雄しべは４本ありますが、下の２本には葯が付きません。
在来種のアゼナとは、葉の基部が茎を抱くことは同じですが、縁の鋸歯が無いことで違いがあります。また、４本の雄しべには、いずれも葯が付きます。
とはいえ、この仲間の花の中を撮るのは難しく、苦労します。

−同じ科の植物−