アメリカアゼナ

ゴマノハグサ科 アゼトウガラシ属
      APG分類ではアゼナ科
 
2019.7.6 栃木県   2019.7.6 栃木県

北アメリカ原産の帰化植物。水田、畦、湿地などに生える1年草で、高さは10〜30センチ。葉は対生し、卵状長楕円形、基部はくさび形で、縁には鋸歯がある。下部の葉は不明瞭な柄があるが、上部は無柄。
花は上部の葉腋に1個付け、淡紫色で唇形。花期は7〜9月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

よく似た植物が多いです。アメリカアゼナは、近年はアゼナよりも多く見られるようになった帰化植物です。
アゼナとの違いは、上部の葉には柄がなく、下部の葉には不明瞭な柄があり、葉の縁には鋸歯があります。果実の先が、くちばし状に尖る特徴もあります。
調べると、他にも似た植物が帰化しており、タナトアゼナ、ヒメアメリカアゼナの名が挙げられています。葉の基部の形などが違うようで、今後はよく観察しなければなりません。

−同じ科の植物−

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