タカネ

ラン科 エビネ属

〜徒然想〜
エビネキエビネの自然交雑種のため、両者が産する場所では見られることがあります。
基本的には、葉はエビネより大きく幅広く、花は大きく、唇弁の中央裂片がくさび状であるなど、違いはあるようです。しかし、混生地により、花色など、いろいろなタイプがあると図鑑にはあります。

自生のキエビネを探しに、うまくいけばタカネにも逢えるかと、この山に登ってきました。誰も
居ない、鳥の声も聞こえない不安な道です。
GPS頼りですが、2度の道間違いをしてしまいました。でも、これが不幸中の幸いで、キエビネをみつけることができました。
暗い林の傾斜地です。ザックを下ろし、足場を固め、じっくりと撮影です。そして、ふと見上げると・・・、そちらはタカネです。声も出ません。同じ場所で目的の花が見られるとは・・・、こんな幸運はありません。
これではるばる遠い地に来た甲斐がありました。喜びの時間です。


−同じ科の植物−

2019.5.1 山口県
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