エビネ

ラン科 エビネ属

2015.4.28 千葉県 2015.4.28 千葉県


低地〜山地の林下などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。葉は2〜3枚付き、長さ25センチほどになる。
花はややまばらに8〜15個付け、萼片と側花弁は普通褐色、唇弁は白〜淡紅色で変化がある。花期は4〜5月。北海道〜沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

2006年のホームページ開設来、植物園のエビネを載せたままで、気がかりの日が続いていました。いつの日か自生のエビネをみつけたかったのですが、東京近郊の山のものは自生種としてはやや心許なく、出かける気力が起こりませんでした。

縁あって、千葉の山を歩きます。驚きです。あれほど探していたエビネが容易にみつかります。数十株の大株もあちこちでみつかります。花の色違いもみつかります。
かつての東京近郊の山もこういう状態だったのでしょう。いつまでも残り続けることを願います。

萼片の色でいくつかの品種があるようです。萼片と側花弁が赤褐色で唇弁の白に赤色が入るものはアカエビネ、萼片と側花弁が緑白色はヤブエビネと呼ばれています。
植物園のエビネを全て、自生のエビネに差し替えました。長年の気がかりが消え、何ともホッとした想いです。

-同じ科の植物-

     
   2015.4.28 千葉県  
アカエビネ
 2015.4.28 千葉県
  ヤブエビネ
 2015.4.28 千葉県
2016.5.18 東京都高尾山
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery