セイヨウウツボグサ

シソ科 ウツボグサ属

 
2023.8.26 長野県   2023.8.26 長野県


ユーラシア大陸原産逸出帰化植物。道端、草地などに生える多年草で、高さは10〜40センチ。茎は基部でよく分枝して横に広がり、先は立ち上がり花を付ける。葉は対生し、卵状楕円形〜卵形、先は鈍頭〜やや鋭頭、基部はくさび形、縁はやや波状になる。両面に白毛がある。
花は茎頂に密に付き、花冠は唇形で、紫〜白色、長さ1.2〜1.6センチ。上唇中央脈はほとんど隆起せず兜状になり、その部分の毛はないか、あっても少ない。花期は5〜8月。

〜徒然想〜

16年ぶりに立ち寄った湿原です。その縁に座り込み、広大な湿原とその周りの山々を見渡すと、懐かしいものがあります。
以前は視界に入る山の隅々まで歩き回ったのですが、一山登ってきた今はその元気はありません。アプローチ道と近場を散策するのみです。
そこで見られたのがこの花で、名前は分かりませんでした。
後日思い出したのが、シロバナウツボグサと間違えたセイヨウウツボグサです。改めて図鑑等で確認すると間違いなさそうです。
それにしても、こんな自然豊かな湿原で帰化種とは・・・! 何かの機会に持ち込まれたのでしょう。道脇に、在来種のように群生していました。

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