山地の湿った場所などに生える多年草で、高さは10〜30センチ。茎は地を這い、緑褐色を帯びる。葉は互生し、歪んだ倒卵形で、先はやや鈍頭、縁には数対の鋸歯がある。
雌雄異株で、花は葉腋に付く。雄花序は柄があり集散状に付き、花被片は紅紫色、雌花序は柄がなく球状につき、花被片は淡緑色。花期は3〜6月。関東地方以西〜沖縄県に分布する。
〜徒然想〜
コケの観察をしながら歩いていると、コケの上に這うように葉を伸ばしている植物をみつけました。葉腋には花らしきものが付いています。ウワバミソウの仲間のようにも見えます。
帰って調べると、イラクサ科のサンショウソウと思えました。
雌雄異株で、撮影したものはすべて雌花でした。雄花も撮るべきでしたが、この辺は知識の無さで、宿題となってしまいました。雄花は目立たない花でした。
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