ノカラマツ

キンポウゲ科 カラマツソウ属

 
2022.7.2 栃木県   2022.7.2 栃木県


日当たりいい草地などに生える多年草で、高さは60〜120センチ。葉は1〜2回3出複葉で、小葉は長楕円状のくさび形で先が浅く3裂する。
花は円錐状の花序となるが、あまり広がらない。花弁はなく、萼は早落性、葯は黄緑色、花糸は糸状。そう果は2〜6個。花期は6〜8月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

本種は花弁がなく、萼片も早く落ちるので雄しべの葯が目立ち、花序全体が黄色に見えます。アキカラマツに似ていますが、茎は分枝せず、小葉の長さは幅よりも明らかに長い違いがあります。

草原に生える大陸性の種で、草原の衰退とともの減少し、絶滅危惧種U類に分類されています。本画像は広大な草原で撮影しましたが、生える場所は限られています。


この日は非常に暑い日で、日傘を差しながらの花探しになりました。2時間近く歩くと耐えられなくなり、撤収です。
ノカラマツは最後にみつけた花で、あまり撮影に集中できなくなっていました。

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