ナヨクサフジ/シロバナナヨクサフジ

マメ科 ソラマメ属

 
2017.5.6 東京都府中市   2017.5.6 東京都府中市

ヨーロッパ原産の帰化植物。日本全土の道端、野原などに生えるつる性の1年又は2年草で、長さは2メートルほどにもなる。葉は羽状複葉で、10対ほどの小葉からなる。小葉は狭楕円形。
花は総状花序になり、一方に偏って付く。花は青紫色で長さ1.5センチほど。花期は5〜8月。


〜徒然想〜

高原の代表ともいえるクサフジとよく似た花が平地にあり、こちらは帰化種であることを知っていました。そのため、当時はあまり興味を示していませんでした。
近年になって、隣の畑地や道端にもこの花があることに気付いたり、多摩川河川敷に出かけたりしたときに大群生を見ると、これは目を向けない訳にはいけません。

多摩川では、ものすごい群生です。こんなところに生育環境があるのかと、驚きでもありました。
花色は、一般的にはクサフジよりも紫色が濃いものが多いのですが、淡い紅色や紫色とのまだらのもの、さらには純白のものも見られました。

純白のものはシロバナナヨクサフジと呼んでいいのが知れませんが、調べると学名は付けられていませんでした。種内変異と考えられているのかもしれません。
クサフジとの違いを追記すると、ナヨクサフジの方が花の長さ(筒部長さ)が長く、全体的には花が細長く見えます。

−同じ科の植物−

 2017.5.6 東京都府中市    2017.5.6 東京都府中市
     
 2017.5.6 東京都府中市    ややピンク色を帯びるものもある
2017.5.6 東京都府中市
2017.5.6 東京都府中市
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