畑地、河川敷、海浜など生える1年草で、高さは10~30センチ。葉は花茎より短く、基部の鞘は紅褐色を帯びる。苞葉は花序よりも長い。
小穂は線形で、長さ1〜2.5センチ、扁平で黄白色を帯び、20〜35個の小花がある。鱗片は長卵形で中肋は緑色で太く、先端はやや外曲する長芒となる。痩果は広倒卵形で褐色、光沢がある。花(果)期は8〜10月。関東以西〜沖縄県に分布する。
~徒然想~
近似種にチャヤガツリ、カワラスナガなどがあり、これらの仲間を調べていくと分からなくなってきます。少し前にタマガヤツリを掲載しましたが、これにも似ています。
新型コロナの時期、撮り溜めたカヤツリグサ科、イネ科などの整理を続けていますが、外観のみの撮影なので同定するには無理があります。近似種を挙げることによって、将来見直す機会を残したいと思っています。
本画像は沖縄で撮影したものです。同じ場所で見直しのための観察をする機会はないかもしれませんが、この仲間を多く観察することによって精進していきたいと思っています。
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