コウキヤガラ |
カヤツリグサ科 ウキヤガラ属 APG分類ではウキヤガラ属 |
2007.5.13 茨城県 | 2007.5.13 茨城県 |
海岸近くの湿地、水路、河川の河口部などに生える多年草で、有花茎の高さは40〜100センチ。葉は線形で主に茎の下部に付き、葉鞘がある。苞は花序より長く葉状で1〜3枚。 花序は1〜6個の小穂を付け、内1〜2個は柄を持つ。小穂は卵形、長さ8〜10ミリ、光沢があり赤褐色。鱗片は膜質、細網があり、凹頭、中肋は突出して芒となる。 痩果は広倒卵形、黄褐色で光沢があり、長さ4ミリほど、扁平で両面が少し凹む。果実期は7〜9月。北海道〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 撮影記録をみると、この植物を撮影したのは茨城県で13年前でした。記録をみながら、記憶をたどります。クゲヌマランを撮りに行った河原に生えていたものでした。いずれはカヤツリグサ科も収載していこうと、撮影しておいたものです。 当時は知識もなく、葉鞘や小穂の詳細は撮っていないですが、全体の姿は特徴がありますので、同定としてはOKなのではないでしょうか。 近似の植物にはウキヤガラ、イセウキヤガラなどがあります。ウキヤガラは花序が散形に付き、花序枝が長い、イセウキヤガラは苞葉の1個が長く直立するということです。いずれ出逢いがあるでしょう。 −同じ科の植物− |
2007.5.13 茨城県 | 2007.5.13 茨城県 |