湿原、池沼、河川敷などに生える多年草で、高さは30〜40センチ。根茎の節間は短く叢生する。茎は2稜形で扁平、ごく狭い翼がある。葉は扁平、時に剣状線形。
花穂は5〜15個の頭花からなり、頭花は4〜7個の花が球形になり、凹集散状に多数付く。花被片は線状披針形で先が長く尖り、内外片ともほぼ同長、長さ4〜5ミリ。雄しべは3個。果実(刮ハ)は3稜状披針形で鋭頭、花被片と同長かやや長い。種子は倒卵形で褐色〜鉄錆色。花期(果期)は5〜8月。日本全土に分布する。
〜徒然想〜
足元が水に浸るほどの湿原に、びっしりと生えていました。コウガイゼキショウだということです。
ただ、コウガイゼキショウの仲間を調べてみると似たものが多く、難しい仲間であることが分かりました。
本項では、アオコウガゼキショウとの違いのみで本種としましたが、さらに茎や葉を詳細に観察する必要があります。折を見てそれらの画像を追加したいと思います。
秋口に出かけ、茎の状態を確認しようと思っていましたが、コロナで他県への移動を控えました。来年は、出かけられるようになってほしいものです。
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