コヌカグサ

イネ科 ヌカボ属

 
2022.5.4 東京都狛江市   2023.4.27 東京都狛江市


ユーラシア原産の帰化植物。道端、草地、河川敷などに生える多年草で、高さは40〜100センチ。葉は線形、扁平で白緑色を帯びる。葉舌は長さ3〜5ミリあり、目立つ。
各節に3〜6個の枝を輪生状に出し、先に長さ15〜20センチの卵形の円錐花序を付ける。小穂は長さ2〜2.5ミリで、少し光沢があり、緑色か赤褐色を帯びる。小穂は1小花からなり、第1包頴と第2包頴はほぼ同長。第1包頴の背に棘がある。花期は5〜7月。日本全土に帰化している。

〜徒然想〜

多摩川河川敷や近くの草地などで、ちらちらと白く揺れている花です。イチゴツナギも似た風情で見られますが、本種は節毎に輪生状に数本の枝を出し花序を付けることから、予測することができます。
葉舌は比較的長く、小穂は小さいです。各所でふつうに見ることができますが、小穂が少しずつ違って見えます。調べると、本種は牧草として渡来し、品種改良が行われたため変化が多いとのことでした。
また、よく似た仲間もいくつかあり、同定が難しいとあります。

−同じ科の植物−

 2023.4.30 東京都狛江市    2023.4.30 東京都狛江市
 
 2023.4.27 東京都狛江市    2023.4.27 東京都狛江市
 
 2023.4.27 東京都狛江市    2023.4.27 東京都狛江市