コマガタケスミレ |
スミレ科 ミヤマスミレ類 |
2018.4.8 群馬県 | 2018.4.8 群馬県 |
山地の草地などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。スミレとフモトスミレの自然交雑種で木曽駒ケ岳で発見されたことによりその名がある。葉は長楕円状披針形〜卵状披針形で、質はやや厚く、短毛が密生することからビロード状。葉の裏面は紫紅色。 花は淡紫紅色〜紫青色で、直径1〜1.5センチ。側弁の基部は有毛。距は長さ3〜4ミリで袋状。花期は5〜6月。本州中部地方に分布する。 〜徒然想〜 なかなか花を咲かせない交雑種です。それらしき葉を見たのは10年ほど前で、その葉も数年後には消えてしまいました。 再びその名を聞くことになったのは3年前で、花期を待って現地を訪れたものの、やはり花は付けていませんでした。 そして・・・、思いもよらない吉報をいただきました。”咲いてますよ−!” 飛んで行ったのは言うまでもありません。 念願の花です。花は丸みがある青みのある紫色です。唇弁は、白い部分にヒオウギアヤメのような網目模様が鮮やか浮いています。きれいです。距は濃い青紫色です。 葉は毛深く、表面は白粉を噴いているようです。葉裏は暗い紫色です。葉柄や花茎には、びっしりと白い毛が開出しています。 見るまでに10年かかった花は、やはり感慨深いものがあります。その間、お世話になった方々には、改めてお礼を申し上げます。 −同じ科の植物− |
2018.4.8 群馬県 | 2018.4.8 群馬県 |
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