原産地不明とされている帰化植物。河川敷や溜池などに生える多年草で、高さは150センチほどにもなる。茎は直立して多数叢生し、平滑、茎の直径は2〜3ミリ。茎内部の髄は未発達で、海綿状の組織がはしご状に並び、空隙が多い。
花序は長さ5〜15センチで、花序軸は扁平。花被片は6個付き、披針形、鋭頭、辺縁は膜質。雄しべは3個。果実(刮ハ)は長さ2ミリほどの卵状球形。花期は5〜6月。
〜徒然想〜
これはコゴメイということで、茎を採取し内部を見せてくれます。内部には白い髄が見られますが、隙間があります。
仲間にイがあります。ご承知のとおり、畳の表地に使われるイグサ(藺草)です。新しい畳は香りがよく、クッション性があります。こちらは茎の内部の髄がびっしりと詰まり、隙間がありません。
対し、コゴメイは上記の通り隙間がありますので、クッション性はありませんし、香りもありません。「畳は藺草に限る」と言われるゆえんです。
今まで植物を採取し、タタラカンガレイの断面や茎の内部を観察することが少なかったので、新鮮な花散歩になりました。
画像に疑問を持ったので、差替えました。
−同じ科の植物−
|